11:蓋ものの制作

  中心軸ろくろでは、簡単に石膏型の原型が作成できます。従来なら、石膏ろくろの技法で熟練者でな今までの蓋づくりでは、蓋ものの段付き部は半乾燥後に蓋部と蓋受け部の双方を削って合わせるのが常識で、削りすぎに気をつける必要がある難しい仕事でした。
中心軸ろくろはその常識を覆します。コテが中心軸に沿って垂直に上下する中心軸ろくろでは、中心軸からの距離が全く変化しません。生土状態で蓋と蓋受け部が合うように型板の位置を調整しておけば、その関係は焼成後も変化しません。
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蓋と蓋受け部の石膏型。双方の型板部が合うように設定してあります。※1

  蓋の中心軸穴につまみをはめて固定する。
 
       
蓋部の成形。   1蓋受け部と蓋部を組み合わせ、生土状態で合うことを確認。この状態で成形はすべて終了しており、削りはまったく不要です。  
       
蓋受け部の成形。   2焼成後の状態。
生土で合っていたので、焼成後もぴったりと合います。
焼成時のゆがみもあるので、蓋は少し余裕を持った状態がベストです。
 
       
しばらく待って、蓋部に割れ目ができたら脱型する。  

※1:通常のろくろでは、蓋ものは削って合わせることになりますが、半乾燥状態で合わせるため、数多く作らないとなかなか合いません。

 
       
蓋受け部に割れ目ができたら脱型する。   しかし、中心軸ろくろでは、中心軸に沿って型板が上下するので、図でAとBが合っていれば、成形後も必ず合うはずです。  
       
つまみは合わせ型で作ります。    
     
蓋受け部と蓋部、つまみの脱型完了    
       
 
 
 
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