13-2マザーマシンとしての使用法


 
グラインダー板、溝付き板の自作
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  中心軸ろくろは、一種のマザーマシン:型や道具などをつくるための大元のマシンになることができます。中心軸がきっちり決まっているので、今までなら外注に頼るしかなかったような、さまざまな道具を簡単に制作できます。
         


グラインダー盤、溝付き板は基準品を販売もしていますが、市販のアクリル板を中心軸ろくろで加工すれば簡単に制作できます。溝付き板は、特殊なサイズの場合、短時間で自作することができます。溝のない自作キットもあります。

5mm厚のアクリル板を用意します。320×270mm程度のものが売られています。その素材から230φ(直径230mmということ)の円盤を作ってみましょう。
ここで230mmとしたのは、良く売られているサンドペーパーのサイズが280×230mmだからです。

まず作業を楽にするため、点線Aで板を切ります。
角と角を結ぶ直線の交差する場所に、6φの穴をあけます。ハンドドリルが必要です。
6φの穴から25mm(50mm)離れた場所に、やはり6φの穴をあけます。
アクリル円盤の中央の穴を回転盤の中心軸にはめ、もう一つの穴を、回転止めのネジに引っかかるようにしてとりつけます。ネジは頭が出ない位置までねじ込んでおきます。

長さ30cm程度、中央に6mm穴のあいた横棒に先端が2mm幅程度の工具、※1を取り付けます。横棒に手で押さえつけ、横棒を下に降ろすだけで工具は、中心から等しい位置に落ちます。
回転盤を回転させてアクリル板をすこしずつ削ります。

こうしてできたアクリル円盤の裏表に耐水のサンドペーパーを貼り付けると、グラインダー板の完成です。

グラインダー板


同じように円盤を制作し、中心軸に横棒を取り付ければ、一定の位置にカッターを落とすことで、自分の好む位置に溝を彫ることが可能です。
溝に枠板を立てることになるので、溝幅は2~3mm程度、深さは3~4mm程度は必要なので、アクリル板の厚みは8mm程度あったほうが安全です。
溝の位置やピッチは作りたい作品に合わせて決めます。
一度、溝ができてしまえば、あとはその溝が案内をしてくれます。アクリル板を削るのは少々音がうるさいのが難点です。


溝付き板

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アクリル板の余った部分で、治具を作ることもできます。
芯芯(つまり中心と中心の間隔)が回転盤と同じ位置に6φ穴を開けたものをあらかじめ作っておくといちいち測定しなくても、それをあてがうだけで正しい位置に穴を開けたりすることができます。

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とがった角をなどはグラインダー盤で削れます。
アクリルは非常に硬く、水に強く、さらに透明できれいなので、残材からはさらにコテやヘラをとることができます。切断面はサンドペーパー400~600番で磨き、透明感が欲しいときは、アクリル用のコンパウンドで磨くときれいになります。

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※1:X-ACTOの交換刃をグラインダーで削れば、必要な形状にできます。また、アクリル専門のカッターも仕事が早く、あると便利です。

 
 
 
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